SDGsという言葉が社会に浸透してきた今、日々の生活でエコを意識する機会が増えてきました。脱炭素化に向けた自然派エネルギーの需要も高まる中、環境問題に対応したエネルギービジネスと、それらのビジネスによって地域経済の活性化に取り組む企業があります。
久住町に拠点を置く「ECOW」は、太陽光発電事業や、自然エネルギーを用いて地域主体型事業で生み出した電気のブランディング事業、自然エネルギーを用いた地域活性化コンサルティングのほか、竹田市の城下町にあるカフェ「御客屋敷 月鐘楼」の運営も行う企業です。
今後は宿泊業を始めとした観光業などにも挑戦し多角的な事業展開を目指すという「ECOW」。
カフェの運営を中心に、エネルギー事業も盛り立ててくれる仲間を探しています。
自由裁量で取り組むことができるカフェ経営
「以前から気候変動に関する危機意識が高く、環境ビジネスに興味があったことが事業を始めるきっかけになりました」と話してくれたのは「ECOW」の代表を務める下村崇顕さん。
2012年に創業し、電力事業のコンサルティング、太陽光発電事業などを中心に事業を展開してきました。竹田市が行っている電気小売事業の立ち上げにも関わり、電気の地産地消を推奨をしていく中で、地域での直接的な商売にも関心が芽生えたといいます。
「エネルギーの事業を広く一般の方々にイメージしてもらうには、電気(あかり)のショールーム的な意味合いを持つ場所が必要だ」と考えた下村さんは、「地域で歴史を繋いできた建物こそ、その灯りを活かし、地域と直接接する場としても相応しい」と、2018年に岡藩の迎賓館だった築200年の建物を利用したカフェ「御客屋敷 月鐘楼」の運営を開始しました。
飲食店経営に関しては素人だという下村さんですが、試行錯誤しながらアルバイトのスタッフとともに運営を行い、観光客のカフェ利用はもちろん、コンサートやコスプレなどの撮影会貸切イベントでも人気の施設となっています。
しかしながら、下村さんは、まだまだ理想のカフェにはできていないと話します。
そこで今回「ECOW」では、この「御客屋敷 月鐘楼」で店長として働いてくれる方を募集します。
「ここは全ての人にとって使いやすい場であるように、なるべく色のつかない透明感のある場所を維持していきたいと思っています。場所ありきになりますし、コンセプトもある程度決まっているので、全てが自由にとはいきませんが、まだまだ発展途上の店舗ですので個性を発揮していただける余地も十分に残っておりますし、店長として頑張りたいというモチベーションのある方は歓迎です。固定給からのスタートにはなりますが、売上が伸びるに従い起業して商売が上手く回り始めた時のようなインセンティブもお支払いできるような給与体系を目指しています。
カフェを起業したいと準備している方には自分で起業するよりも初期投資はかからず、同じようなやりがいを感じてもらえる関係性を築いていくことが目標ですので、地方移住をしたい方や飲食店で勤めていた経験がある方にぜひ来ていただきたいです。」
イベント等の企画から、運営方針の決定まで、決められた大枠の中で自由に取り組むことができる「御客屋敷 月鐘楼」の仕事ですが、下村さんは、加えて「ECOW」が大切にするフィロソフィーを理解し、新規事業にも協力してもらいたいと話します。
電力事業で地域経済の活性化を
「ECOWでは、カフェの運営に加え、これから2つの事業を動かしていきたいと考えています。一つは、久住高原を中心に行うバケーションレンタル事業。もう一つは、自然エネルギーを用いて地域主体型の事業から生まれた「でんき」のブランディング事業です。
カフェとエネルギーの業務はバラバラに見えるかもしれませんが、地方においてはとても重要な関係性があります。社員としてカフェの運営を行いながら全体を動かす、あるいはアルバイトとして働きながら、空いている時間に業務委託にて事業全般に関わったり動かしてもらえたら良いなと思っています。」
元々起業した時の理念が「環境(ecology)問題を事業活動で解決することで経済(economy)活性化させたい」 であり、その想い(ecology economy = eco eco = eco W)を社名に込めたという「ECOW」。今後も自然エネルギーに関する投資を基幹事業としながらも、地域を盛り立てるための事業にも取り組んでいくというビジョンを語ってくれました。
自然エネルギーに、カフェ経営、バケーションレンタル、地方ビジネスと、SDGs隆盛のこの時代に気になるキーワードが盛りだくさんの「ECOW」で、地域を豊かにする取り組みに挑戦してみませんか。
竹田市に移住し、起業したようにカフェで働きたい人、自然エネルギービジネスへの興味関心がある方を求めています!