昭和3年に創業し、まもなく創業100年を迎える「高山組」。
初代代表が建築工事を主体に事業を立ち上げ、以来、大分県や熊本県などの公共工事を中心に事業を展開しています。
老舗の企業ではありながら、ICTを取り入れた新工法や、九州では唯一となる工法など、新分野にも積極的に参入。震災が起きた際には岩手県に支店を出して復興支援を行う体制をすぐに整えたり、社内では社員の多様な働き方を推進するなど、時代の潮流に乗った、さまざまな施策を行っているのも特徴です。
攻めの姿勢で新たな未来を見据える「高山組」の3代目、高山茂明社長にこれからの事業展開や、求める人材について教えていただきました。
県内外での工事が増加し、売上高も過去最高に
「高山組」では、大分県内または九州でも唯一という工法技術を持っています。
その一つが、プランツ・リサイクル・エコロジーの頭文字を取ったPRE(ピーアールイー)緑化工法という法面緑化工事です。
道路開設などの開発工事を行った後には、法面保護と景観との調和を図るために緑化工事が行われます。
しかしながら、ただ土の上に種を撒いても植物は生えてきません。そのため今まではバークと呼ばれる堆肥に種子を混ぜて草木を植生させていました。
バーク堆肥を作るには、山の木を伐採して乾燥、発酵させる必要があります。
不必要な木々を伐採することで環境破壊に繋がるほか、コストも高くなっていたのですが、PRE工法では、現場で現場で発生した伐採木材や、産業廃棄物となった木材、根株、枝葉に特殊な結合材を合わせることで、環境を守りつつ、岩盤をはじめとする厳しい条件の法面に対してもコストを下げて施工ができるようになりました。
また、特許を取得しているモルタルを利用した橋脚の耐震補強工法など、県内でも「高山組」でしかできない工法を8種類保有しています。
それら高い施工技術を持っていることから、九州だけでなく西日本でも工事の受託が増えていると高山社長は話します。
「建設業というのは、行政の施策にすごく左右される業種です。例えば行政が高速道路といったインフラ整備よりも人材育成、高齢者をはじめ子どもたちへの保障の充実といった分野に税金を投下するようになれば、公共工事が減りますよね。そうするとそのエリアだけで仕事を請け負っていた場合、収益がなくなってしまうことも考えられます。しかし、豊富な施工の実績があれば県内に限らずいろんな場所で仕事を受注することができますから、ここにしかない特質を持っておくことが重要だと感じています。ICT施工など地方でも先進的な取り組みを行って、積極的に技術革新を進めていきたいですね。」
県内で初めてICT施工工事を行ったという実績も持つ「高山組」。
独自の工法と数多くの実績を強みに、仕事の幅を広げています。
ICT施工にも対応できるITに強い人材を募集
昨今、日本各地では大規模な災害が頻発。人々の安全な生活を守るためのインフラ整備が急務だと叫ばれるようになってきました。
建設会社は多くの公共工事を請け負うことになったそうですが、どこの企業も人手が足りず、ヘッドハンティングも加熱。この状況下で、「高山組」では、社内の働き方改革を推進しています。
「建設業は外仕事で、きつく危険、男社会というイメージがありますが、ICT技術や最新機械の導入により、女性の方でも、また建設業界未経験の方でも簡単に機械を扱い、働くことができる環境になってきました。
弊社でも2022年からは週休2日制を導入したり、育児休暇、女性の管理職登用、テレワークの導入など、給与体系から福利厚生まで社内改革をして、働きやすい職場を目指しています。」
現在は48名の従業員を抱える「高山組」ですが、土木や舗装、水道などさまざまな工事の有資格者のみならず、ITの知識がある人材を募集しています。
「これからの建設業はICTの取り組みができないと厳しい時代となっていますが、ITに知識がある人材が地方では圧倒的に少ないのが課題と感じています。工事の流れが理解できていないと難しい仕事ですので、建設業に興味があり、そしてやる気のある方が入ってくれると嬉しいですね。」
テレワークも容易にできるようになってきた時代だからこそ、人材確保のために都市部に支店を出店しようかとも考えているという高山社長ですが、本社がある地元・竹田への思いも熱く語ってくださいました。
「弊社の初代から、地域からの頼まれ事はどんな形でも受けてきました。私自身も竹田に生まれて、自分の基礎はこの地域で育まれてきたと思っていますので、やはり地元に恩返しをしていきたいというのが根本にはあります。」
商工会議所の副会頭を務め、まちづくりにも積極的に携わっている高山社長。
「豆腐屋さんやこんにゃく屋さんなど、昔ながらのお店が地域でどんどんなくなっています。だからこそ地方版M&Aのようなことができたら面白いですね」と、地域を活性化するためのアイデアも話してくださいました。
先進的な取り組みに挑戦し、創業100年の未来へと目を向ける高山社長。
従来の方法にとらわれず、時代の先をいく仕事に携わり、地域を盛り上げたいと考えている人に最適な職場です。
会社名 | 株式会社高山組 |
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所在地 | 大分県竹田市大字拝田原608番地 |
業種 | 建設業 |
事業内容 | 株式会社髙山組は大分県を中心に、 土木、舗装、構造物補修、とび土工、建築、解体工事を行う総合建設業です。ICTを取り入れた新工法や、九州では唯一となる工法など、新分野にも積極的に参入するほか、震災の復興支援を行っています。 |
募集職種 |
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