敷地面積約3万坪。ゆるやかな時が流れる森の中で、ラグジュアリーなひとときを楽しむことができる旅館「宿房翡翠之庄~The Kingfisher resort~」。

茅葺屋根の門が趣を感じる宿は、オーナーが自ら小高い丘を開拓し、1992年、直入町長湯にオープン。その後2017年には、母屋をはじめ、宿泊棟、温泉棟など全てをリニューアルし、非日常の癒しのリゾート「宿房 翡翠之庄~The Kingfisher resort」が誕生しました。

コロナ禍でありながら宿泊稼働率は99.6%を誇るほど、人気の旅館となっている「宿房 翡翠之庄~The
Kingfisher resort」ですが、開業して30周年を迎える2022年にはまた長湯エリアに新たなリゾートスポットを計画中なのだとか。

現在の事業と併せて、気になる新規事業と求める人材について専務の首藤文作さんに話を伺いました。

さらなるおもてなしの高みを目指して

エントランスのプレートに刻まれた「詩的な空想の入口になれれば」というオーナーの言葉通り、美しい自然に抱かれた静かな空間でゆったりと過ごすことができる「宿房 翡翠之庄~The Kingfisher resort~」。

敷地内には宿泊棟の他、温泉棟、図書館、陶芸工房、木工工房、惣菜加工場など様々な施設が30棟建っており、7つある宿泊棟は、7人の異なる棟梁が担当しています。

また客室もそれぞれ意匠の異なる造りにすることで、何度訪れても新鮮な思い出作りを演出。食事はもちろん、器も定期的に全て入れ替えるなど、圧倒的なスケールの空間を五感で味わえる、贅を尽くしたホスピタリティが魅力です。

宿では現在は約30名のスタッフが勤務。インターンシップや外国人の方を積極的に採用し、20〜30代の若手スタッフも多くなってきましたが、広大な敷地をメンテナンスしながらおもてなしのクオリティを向上させるには、まだまだ人材が不足していると専務の首藤さんは話します。

「フロント業務から厨房、庭や温泉のメンテナンスなど様々な仕事がありますが、今はそれらの業務をみんなでサポートしながらまかなっている状況です。ですが、これからは時代に沿った適材適所の人材を入れて、クオリティを維持しつつ、且つ高めていかなければいけないと思っています。それぞれの部署で専門的に戦力になっていただき、さらには他の部署でトラブルがあれば駆けつけてサポートをしてくれるような、機転がきく方が来てくれると嬉しいですね。」

お客様へのおもてなしが大切な旅館業。だからこそ、プロの意識を持ちながら、臨機応変な対応ができる方を求めています。

「僕は10年前に東京から戻り、事業に参画しました。厨房に入って料理の勉強もしましたし、もちろん清掃や接客と、裏方の業務はなんでも経験しました。だからこそ、仕事の大変さを理解しています。一緒に働きたいと言ってくださる方には、目を合わせながら良いところばかりではなく、大変な部分の話もしています。それでも良ければぜひ一緒に働きたいですね。」

広がる夢を一緒に描き、実現する行動力のある人を募集

「私たちは長湯エリアで、『宿房 翡翠之庄~The Kingfisher resort~』の他に、立ち寄り湯と宿泊、食事施設を併設した「万象の湯」や、ガニ湯前にある食事処兼宿泊所の「ガニ湯本舗 天風庵」、ラーメン屋の「ラーメン隼」など旅館の他に8つの施設を運営しているのですが、2022年の春には、新たにデザイナーズカフェと、デイステイができる全棟貸し切りのスパリゾートを開業する予定です。」

東京ドーム約30個分という広大な土地にオープン予定の2つの施設。現在はここを任せることができるマネージャー候補やホールのスタッフ、スイーツ職人なども募集しているそうです。

さらには、ガニ湯の向かいにある食事処&宿泊所「天風庵」の2階をリモートワーカー向けの宿泊施設にリニューアルしたり、天風庵の隣にある屋台村で子どもたちも喜ぶ昭和のゲームセンターを作りたいなど、構想は無限大。

「いくら良い施設を作っても、最後はやはり人のサービスが要になりますから、誇りを持って働いてくれる方と仕事をしたいですね。どういう思いでやってるのか、どういう歴史を辿ってきたのか、私たちの思いをしっかりと理解していただいた上で、“やりたい”と言っていただける方と、広がる夢を一緒に作っていきたいと思っています。」