名水の里として知られる竹田市で、清らかな水を使い、美味しい豆腐を提供しているお店があります。

朝6時から出来立ての味を求めて行列ができる人気店「湧水茶屋」です。

小津留湧水のそばにあるお店は、水を汲みにきた家族連れやツーリングで訪れたバイカー、芹川ダムでのバスフィッシングに訪れる釣り人など、いつも朝からさまざまなお客さんで賑わっています。

賑わう理由にはもちろん豆腐の美味しさもあるのですが、それだけでなく、訪れるたびに楽しめる“変化”も理由の一つ。

トライ＆エラーを楽しみながら、新しいチャレンジを常に行っている「湧水茶屋」では、今後もお客さまのために美味しい商品を提供し続けるために、事業に携わるメンバーを募集しています。

”週に一度変えていく”ことを目標に

「湧水茶屋」の前身は、小さなお豆腐屋さん。

「以前は、お水をおじいちゃんが汲んでいる間に、おばあちゃんが一人で買いにくるようなお店でした。滞在時間は1分もなく、すぐに帰っていく。そこを『私がお客さんだったらどうして欲しいか』という目線で、10年間色々な取り組みをしてきました」と話してくれたのは代表の吉野幸祥さん。

吉野さんが平成22年に豆腐屋の事業を承継してからは、「週に一度お店に変化をつけていくことをずっとやってきました。オペレーションの変更など小さな変化もありますが、お客さまにとって良いお店になるように変わり続けていくことを大切にしています」と、座る場所がなかった豆腐屋にベンチを設置したり、食事処を作ったり、定食のメニューやスイーツを増やしたりなどさまざまな取り組みを実施。

すると、お父さんがついて来るようになり、次第に二世代、三世代、友達連れで訪れる方が増加。近所の方や友人にと、豆腐を大量に買って帰る人も増え、人気が高まっているそうです。

「うちのメインターゲットは車で一時間以内、水を汲みに来れる人です。それに私が単車乗りなので、同じ趣味を持つバイカーたちが集うようになりました。朝6時の開店とともに多くのお客さんが訪れてくれるようになったことはとても嬉しいですね。」

今の状態に驕ることなく、今後も変化を続けていくことを大切にしたいという吉野さん。次々と湧き出る“やりたいこと”を実現していくため、スタッフを採用したいと話します。

「おからドーナツが今すごく人気で、朝9時頃には完売してしまうので、もっと数を増やしたいと思っています。新しく土地を借りて、地域のおばちゃんたちがお喋りを楽しみながら、1日ドーナツをこねて、揚げるといった場所も作りたいと考えているんです。本当にやりたいことがてんこ盛りなので（笑）、働いてくれる方を探しています。」

「やりたいことができる」環境で働く

現在働いているのは17名。しっかり従業員がいるように感じますが、主婦の方が多く、週末の人手不足に悩んでいると言います。

「今は、正社員と週末に入れるパートさんを募集しています。正社員は3名いますが、うちは定年制を導入していないため、一人は65歳と高齢であるため、次の世代を育てていきたいと思っています。閑散期である冬季は休みを多く取得していただくこともできますし、パートさんは勤務時間もフレキシブルに対応します。また、ボーナスは正社員だけでなくパートさんにも支払っており、長く勤務していただけるような体制を作っています。」

シニアの雇用も積極的に行い、働きやすい環境を整えているという吉野さん。募集の条件についても伺いました。

「年齢問わず、大きな声で挨拶ができる方ですね。うちでは『いらっしゃいませ』を禁止しています。『いらっしゃいませ』は、当たり障りなく、主体性のない挨拶だと思っているので、『おはようございます』『こんにちは』の挨拶を徹底しています。お客さんに対して、その挨拶がしっかりできることが第一条件です。あとは、やりたいことをやってくれたら良いですね。やりがいは、自分がやりたいことが形になった時に生まれると思っているので、例えば収益をあげるとか、新しいメニューを作るとか、『こんなことをやりたい』というのを声に出してもらって、一緒に形にしながら、やりがいのある仕事をして欲しいですね。」

いつもエネルギッシュに変化を追い求める吉野さんだからこそ、スタッフにもやりたいことを見つけ、形にすることの楽しさを感じて欲しいと考えています。

チャレンジできる環境で、トライアンドエラーしながら、自分の可能性を広げてみるのはいかがでしょうか。