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誰もが「そのままの自分」で集える場所をつくりたい。Teto Company NPO法人 Teto Company 介護福祉業 〒878-0012 大分県竹田市竹田町542-2

豊後竹田駅を出て、橋の向こうに見える古町通りを歩いていくと、左手に「みんなのいえ カラフル」という小さなかわいい古民家が見えてきます。カラフルには老若男女、国籍問わず、さまざまな人たちが集います。

カラフルを運営するのはNPO法人Teto Company(テト カンパニー)さん。代表の奥結香さんは、誰もが「そのままの自分」で集える場所をつくりたいと、2018年10月に「みんなのいえ カラフル」を、2023年4月には竹田市荻町に第二の拠点「Haru+(ハルタス)」をオープンしました。

カラフル・ハルタスは「普通」とちょっと違う?みんなと繋がるための拠点

奥さんインタビュー風景

Teto Company代表の奥結香さん。介護福祉士、特別支援学校教員、青年海外協力隊員、地域おこし協力隊員など数多くの経験を積み、現在はここ竹田で活動されています。


まずは、カラフルとハルタスはどのような場所なのか、TetoCompanyさんは2つの拠点でどのような活動をされているのかお伺いしました。

「どちらの拠点も、乳幼児から高齢の方まで誰でも、障害の有無に関わらず、集まって一緒に過ごしたり、遊んだり、ご飯を食べたりできる場所です。どちらもお仕事として福祉事業をしていて、『みんなのいえ カラフル』は週6日、『アソビバTeto』という療育が必要なお子さんの余暇支援を、『Haru+』はご高齢の介護が必要な方や障害のある方などに向けたデイサービスを行っています」

ハルタスパンフ

ハルタスのパンフレット。「ハルタスにはいろんな使い道があって」と奥さん。最近では地域の子どもたちが気軽に遊びに来れるように駄菓子屋さんも始めたそう。


ハルタスのInstagramには、利用者の方が「明日は、普通のデイにいくんよ」と話していたという投稿がありました。カラフル、ハルタスは「普通」とどこか違うのでしょうか。

「ご高齢の方たちのデイサービスというと、基本、ご飯は上げ膳据え膳で、他のプログラムも職員さんたちが考えたものをみんなで一緒にする場合が多いんです。
ハルタスでは『生活リハビリ』の考えを大事にしていて、もちろん運動やレクリエーションも大事なんですけど、今までの生活でやってきた動作をちょっとだけサポートしながら、少しでも継続してできるようにしたい。
例えば、包丁でなにか切りながら、みんなで教え合ったりああだこうだ言ったりしながら『美味しいものをみんなで食べる』を最終ゴールにご飯をつくる。するとやる気も出るし、会話も生まれやすいですよね。また、手を動かすことで脳の活性化にもつながるのではと考えています」

利用者の方たちがお料理している写真

インタビュー中、隣のテーブルではみなさんで昼食づくりをされていました。楽しげな声が絶え間なく聞こえてくるダイニング。


一方で、アソビバTetoは療育の場。子どもさんによっては一対一の時間をもって療育することもあります。ただ、それだけではなく、夏になったら神原(こうばる)に泳ぎに行くなど、障害があってもなくても、子どもたちが幅広くいろんな体験ができるようにしているそう。

夏休み川に泳ぎに行った写真

「アソビバTetoで大事にしたいのは、いわゆる、社会で『ちょっと特性があるよね』と見られてしまうような子たちだけの空間になってしまわないように、ということなんです。というのも、その子たちが少しずつ成長できるようにサポートして、本人がやりがいを感じたり『自分も出来るんだ』と思えたりするのも大事なんですけど、じゃあその子たちはずっと『一般ってこのラインだよね』というところに向けてがんばり続けないといけないかというと、そうではなくて。社会側も需要を広げていく、『いろんな子がいていいよね』『一人一人素敵だよね』という社会をつくっていく。その両輪が必要だと考えているんです」

子どもたちが遊ぶようす

カラフルには、子どもたちだけでなく、地域のおじいちゃんおばあちゃん、その他にもいろんな人たちが集います。例えばその中に自閉症の子がいたとき、それまでは大きな声をあげる姿を見て「怖い」と思っていた人も、一緒に過ごしていく中で、自然と相手のことを知って「○○ちゃん」とその子自身を見られるようになる。それが両者にとって大切なことだと奥さんは話します。

「地域の中には障害がある方もたくさんいるけれど、接点がないですよね。だから『知らない→怖い』になってしまう。怖いから『もし自分が障害を持ったらどうしよう』という落ちる恐怖がある。でも、世の中にはいろんな人がいて、いろんな人がちゃんと愛されているんだということを知れば、自分がどんな状態になっても『でも、あの人たちはイキイキ生きてるな』と『自分もまだできることがあるかも』と思えると思うんです。だから、接点をつくりたい。その一つの手段がカラフルです」

Teto Companyがつくりたい「みんなのいえ」

今回は、アソビバTetoの管理者であり、保育士でもある児玉記子(のりこ)さんにもインタビューさせていただきました。現在、アソビバTetoでは職員さんを募集しているとのこと。Teto Companyの職員さんはいつもどのようなお仕事をしているのでしょうか。また、どのような人材を求めているのでしょうか。

「私たちがどんな仕事をしているかと聞かれると、すごく幅広くって。ただ、土台にあるのは『ひとりぼっちをつくらない社会』という理念のもと、『人と人が繋がる場所・地域で集える場所をつくりたい』という思いなんです。もちろんお仕事として放課後等デイサービスもご高齢の方向けのデイサービスもしているんですけど、デイをつくりたいわけじゃない。あくまでも『人が繋がる場所』をつくりたいんです」

代表の奥さんはカラフル・ハルタス2つの拠点以外でも、必要とあらば地域に入り、まちと人を繋ぐ活動もされているそう。「ひとりぼっちをつくらない社会」を、この竹田で一つ一つかたちにしています。

カラフルで竹楽

「『仕事』というと、一言では言えないくらい幅広いので、いろんな視点を持って、いろんなことに挑戦したいと思う人に来てもらいたいですね。奥ちゃんは『福祉だからこう』ではなくて、やってみたいけれど難しいことでも『やってみようよ』と言ってくれる、その人の挑戦をいつも応援できるようにというスタンスを持っている人なんです。きっと、その人にしかない強みを活かせる現場だと思います」

Teto Companyさんで働いている方たちは竹田にお住まいの方もいれば、市外・県外から来られた方もいるそう。いろんな視点を持った人が集まって、やわらかであたたかな場所をつくっています。

Tetoを卒業する子とスタッフの方たち

アソビバTetoを卒業する子と職員さんたちとの写真。いつでも帰ってこれる場所がある、最高ですね。


「カラフルのオーナーである川口芳之(よしの)さんも、奥ちゃんも私もそうですけど、ここで働く人、ここに集う人たちには、『自分はすごく必要とされているんだ』『自分ってすごく愛されているんだ』という気持ちで過ごしてほしい、その思いがいつも土台にあります。カラフルは色々な人が集う場所なので『ちょっと言われた一言がいやだった』などの小さなトラブルもある。そんなときにふっと間に入ってお互いが気持ちよくすごせるようにうまく繋いでいく、そんな柔軟性がある人が来てくれたらいいな、だなんて。ちょっと求めすぎかなと思いながら(笑)」

そこにいる人たちと地域の色をあわせた色とりどりな「居場所」

誰もが自分の持つ色のままで集える居場所。奥さんが数多くの経験をしていく中で、「こんな場所があったら」と感じたものを一つ一つかたちにしている今。Teto Companyさんが目指しているところや、今後の展望などはあるのでしょうか。

「そうですね、差別や偏見ではなく、助け合い・支え合いが生まれる地域をつくりたいと思っていて。ただ、そのときそのときで必要だと思ったことに取り組んでいこうという感覚なので、5年後10年後のビジョンみたいなものはなく、『でも歩んでいく』という感じですね」

手を繋いで町を歩く子たち

「カラフルやハルタスのような場所がいろんなところに増えたら、という思いもあるんですけど、私がやるのは違うかなとも思っていて。思いを共感してくださった方が、その人の色と地域の色を合わせて、その人が思うかたちで進めていくのが正解なんじゃないかなと思うんです。

例えば、私ってちょっとうるさい(賑やか)んですけど、賑やかな人がいる場所が好きな人もいれば、『あの代表まったく喋らないよね』みたいな人がいる場所のほうが居心地がいい人もいますよね。そこにいる人たちみんな本読んでる、みたいな。そんなふうに、選択肢があることが重要だと思っています」

カラフルやハルタスの思いに共感して「自分もなにかしたい」と思う方がいればサポートしたいと話す奥さん。


自分の色、そのままでいい。そのままで愛される存在なんだと、感じられる居場所。
そんなところが地域にあったら、いつも近くにあったら、それだけで日々にあたたかな希望が見えるようですね。

アソビバTetoでは職員さんを募集しています。色とりどり、カラフルな居場所をつくるスタッフの一人になってみませんか。ご応募お待ちしております。

会社情報
会社名 NPO法人 Teto Company
所在地 〒878-0012 大分県竹田市竹田町542-2
業種 介護福祉業
事業内容 「ひとりぼっちを作らない地域・社会をつくる」という理念のもと、赤ちゃんからお年寄りまで、障害の有無に関わらず、そのままの自分でみんなと繋がれる居場所をつくっています。
募集要項
募集職種 児童指導員(保育士、社会福祉士、OT、PT等)
雇用形態 契約職員
仕事内容 ・発達がゆっくりなお子さんの療育
・お子さんに合わせた個別支援計画の立案に関するサポート
・保護者との連携・サポート
・記録作成
・各種事務処理や送迎 など

雇用期間1年(条件付きで更新あり)
試用期間 6ヶ月程度
給与 月給177,000円〜237,000円
勤務時間 交替制(シフト制)
(1)9:00~18:00
(2)8:30~17:30
休憩60分
時間外 月平均3時間
手当・補助 ・処遇改善手当 17,000円
・資格手当 10,000円
・住居手当 10,000円
・通勤手当 実費 上限月10,000円
福利厚生 雇用保険、労災保険、厚生年金、健康保険
受動喫煙対策あり(屋内禁煙)
昇給・賞与 正社員登録後はボーナスあり
求める人物像 いろんなことを考え、学び、挑戦しようと思える人。
柔軟に物事を捉えられる人。
思いがある人であれば「資格がない、条件が合わない」という場合でもOK。まずはお話したいとのことでした。
お問い合わせ 0974-70-5194